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執筆者の写真Takeshi Matsunaga

なぜ子供と触れ合う仕事を続けているのか

  松本先生って言うんですよ。私が小学6年まで行ってたそろばんの先生です。年齢も20代?で若くて、パンチパーマで、クリスタルキング(大都会)の人みたいな感じで。ホント、怖い先生の記憶が最初に出てくる感じの人で。おまけに、車が黄色い「いすゞクーペ―」です。"ブゥヮー"で乗ってきて横付けしてました。マンモス団地群の集会所でやってたので、子供がたくさん通ってましたから、めっちゃ儲かっていたと思います。で、見た目もそうなんですが、口もそうで、「"が"がつく場合1つ飛ぶ(※これ、分かる人いますかね!?)」をちょっと間違えると、「言い直しや」みたいな感じで手を叩かれたり、そろばんがちゃがちゃってされたり。タバコもすってた記憶あるし、いつも爪楊枝を加えていた印象もあります。


  高学年にもなると、私は、21世紀少年のケンヂみたいな感じでして、クラスの友達と、やんちゃでアホなことばっかりする子供だったのですが、なぜかそろばんだけはさぼらずに、さんざん遊びほうけた後でも、夜の遅いクラスでも火曜日木曜日土曜日ときちっと通ってました。一切やめようとは思わなかったんです。


  結論ですが、私は彼が好きだったんだど思います。「次、進級試験受けろ」と言って

1級まで進めてくれました。「お前この教室から代表で出ろ」と言って大阪大会にも出させてくれて。で3位になれました。今思えば、よく見てくれてたんだろうな、と思います。


  学校の先生でもなくて、塾の先生でもなくて、「そろばんの先生」になりたかった。

子供と触れ合う仕事がしたい、というのは、自分の中ではそこが原点のような気がしています。1人1人、キチンを見てあげて声をかけてあげて・・・。学校や家で嫌なことがあっても、ここにいるときはキラキラ輝けるように。そんな感じで子どもとこれからも触れあっていきたいと思っています。そして、私自身がそうされると、とてもうれしいので「褒めて伸ばす」がモットーの自転車教室であり続けたいと思います。

(そろばんをやめるとき、ちゃんと松本先生にお礼言えたかな・・・)



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